全校集会校長講話 ~授業を充実させよう!~
令和3年12月24日(金)
来年の目標「授業を充実させよう!」についての話がありました。
◆「普通」って何でしょう?
「普通科高校」の「普通」とは、「並(なみ)」という意味ではありません。太陽の「日」の漢字が入っています。「普」は、昇る太陽の光が家並みをすみずみまで照らすという意味があり、「あまねく(=すべての意)」と読みます。
「普通」とは、「すべての分野にわたって通じる(道を持つ)」という意味です。このような勉強をしていれば、世の中で苦しんでいる人や助けを求めている人たちに気付き、場合によっては救いの手段・方法を持つことにもつながるはずです。
普通科で教え、学ぶ私たちが、あの仕事や科目は難しいからとか、部活や掃除、学校行事は進学や就職に関係ないからという理由で、学ぶことをやめてはならないはずです。細くても、ぬかるんでいても、多くの分野に通じる道を持ち続けることは、私たち「普通科人」の務めです。
◆「学力」って何でしょう?
太陽の「日」を持つ普通科の私たちが身に付ける「学力」とは、何でしょうか。社会で活躍されている方々に聞くと、「『学ぼうとする力』や『学び続ける力』などが必要ですよ」と教えてくださいます。その学力を支えるのは、「教師の力量」と言えます。授業の充実は、生徒の皆さんと私たち教員との協力作業です。
◆「学力」や「生きる力」を何に役立てますか?
学んだ力や自分が生き抜く力を、自分のためだけに使うのはちょっと寂(さび)しいですね。東洋でも西洋でも「自分の幸せを追求しながら、他人のためにも自分の力(学力や生きる力)を使うこと」を伝えています。学ぶ意味は、ここにあります。
このように普通科で学ぶ人は、「社会を照らす希望の光」になれるのです。そのためにも、武者修行のように、いろいろな体験を玉野備南高校でしてゆきましょう。(校長講話の一部を抜粋)