感謝の気持ちを表す ~国語表現の授業~
令和5年 6月15日(木)
◆小室先生の国語表現の授業で、生徒たちは「感謝の気持ちを伝えること」を学んでいました。
切り出しにくい頼み事を、柔らかな表現で頼むにはどうすれば良いかを考えてみました。
生徒たちは互いにいろんな表現を言葉に出してみて、言われた側はどう感じたかを伝え合いました。
同じ頼み事をするにしても、「~ようにしてください」「~のために…してください」というよりも、「~してくださいませんか」と、文末を疑問形にしてみると、より婉曲(えんきょく:おだやかな様子)表現になることを確認し合いました。
簡単なことかもしれませんが、ちょっと深く分析してみると、
これは「~してください」と、相手に直接的に行為を求めることから、「~してくださいませんか」と、行動を相手の意思に間接的に委(ゆだ)ねることで、相手の自由意志を尊重するからでしょうね。
井上ひさしさんの「難しいことを易(やさ)しく、易しいことを深く、深いことを面白く……」という言葉を教育界の大先輩から教えていただいたことがあります。全くその通りでした。
何気ない表現も「どうしてかな?」と深掘りして考えてみると、結構、面白いですね!