学びやすい授業を目指して! ~数学総合の授業から~
令和5年 5月24日(水)
数学の神(じん)先生の授業では、生徒が学びやすいような工夫に挑戦しています。
3年生の授業で「フェルミ推定」という理論を学びました。フェルミ推定とは、捉(とら)えどころのない大きな数量をおおざっぱに予想する考えです。例えば、「日本の国内には合計何匹の猫がいるでしょうか?」というようなものです。
【神先生からのコメント】数学教育の大きな目標の1つに「論理的思考力を育成すること」がありますが、フェルミ推定では論理的なプロセス(すじみち)と自身の持っている知識を存分に使うので、この目標達成に大きく寄与すると考えています。
また、近年はネット等で調べると、大抵のことは答えが出てきますが、フェルミ推定で扱われる問題はいくら調べても正確な答えは出てきません。しかし、フェルミ推定を訓練することは、これからの変化の激しい社会にあって、とても有効だと期待しています。
【記者の目】授業では、フェルミ推定で扱われる問題について、まず自分で答えを予想し、その後、クラスの仲間と自分の考えを共有する時間が設けられていました。
生徒たちは、自分が出した答えのプロセスを活発に話し合っていました。これからも頑張ってね!